千葉県千葉市のビジネス・オフィス街 | JLL賃貸物件検索
大手企業が集積する千葉市のビジネス・オフィス街
千葉県の中心地として、行政機関や大手企業のオフィスが多く集まる千葉市のビジネス・オフィス街。千葉市は都市計画で3つの都心を定めており、そのうち「千葉都心地区」と「幕張新都心地区」は県内随一のオフィス街としても有名である。
中央区に位置する「千葉都心地区」はJR千葉駅・京成千葉駅・京成千葉中央駅・JR千葉みなと駅が利用できる県内屈指の交通の要衝であり、千葉県庁、千葉市役所、国の出先機関等の行政機関、大手企業の支店・オフィス・事務所等が集積する。
センシティビルディング(センシティタワー)や千葉ポートサイドタワーなどの高層オフィスビルが並ぶ千葉駅周辺では、都市機能整備強化を目的とした駅ビルの建て替えや駅周辺の再開発が進行している。グローバルMICE都市・都市再生特別地区に指定されていることから、様々な大型商業施設や宿泊施設等の商業施設も多い。
美浜区に位置する「幕張新都心地区」は国際業務都市として1989年に開業した幕張メッセを先導的中核施設として、幕張テクノガーデンやワールドビジネスガーデンの高層オフィスビル、研究開発施設、学術教育機関、コンベンション施設が集積する。
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千葉の主要ビジネス・オフィス街
「千葉都心地区」として知られる千葉駅周辺エリア
千葉駅は、県内交通の要所であり、千葉市の中心的商業ゾーンである。この地域は「千葉都心地区」として知られ、千葉県庁などの行政機関と商業施設、千葉駅前ビルや太陽生命千葉ビルなどのオフィスが集積する。
JRと京成線で東京都内に直通し、千葉県内全域へのアクセスが可能な千葉駅周辺は、大手企業の営業所や支店としても人気が高い。2018年には千葉駅舎・駅ビルの建て替えが完了し、その後の周辺再開発により土地の高度利用や都市機能の更新が進むこのエリアは、引き続き千葉の玄関口としての発展が期待される。
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高層オフィスビルの集積する幕張新都心地区・海浜幕張エリア
幕張新都心地区は、1989年に開業した「幕張メッセ」を中核に、ワールドビジネスガーデンやSII幕張ビルなどの高層オフィスビル、教育・研究施設、ホテル・商業施設が充実し、住宅整備も進んでいる。
国内外の企業が自社ビルを構え約6万人が就業、国際的な業務機能・本社機能・先端産業の研究開発機能等が集積した県内随一のビジネス拠点である。
東京駅から30分、成田・羽田空港へも30分の距離にあり、2023年3月には新駅・幕張豊砂駅の開業でさらにエリアの回遊性が向上。オフィスビル群の近くには、広大な公園を挟んで「幕張ベイタウン」「幕張ベイパーク」という住宅エリアが広がり、住環境の充実が地区の特徴である。
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都内に近く利便性の高い船橋・市川エリア
船橋・市川エリアは、千葉県内でも有数の人口を誇る地域であり、大型商業施設や高層タワーマンションが立ち並ぶ都会的な街並みが特徴だ。
江戸川を挟んで東京23区の江戸川区と隣接しているため、このエリアにオフィスを構えれば東京都内でビジネスを行うのときわめて近い環境が得られる。
JR総武線の市川・本八幡・西船橋などの主要駅前には、ららぽーと三井ビルディング、ホーメスト船橋ビルなどのオフィスビルが集積し、多数のベンチャー企業が事業を展開。ビジネス拠点としてのポテンシャルが高いエリアである。
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新しい働き方へ対応を目指す柏・松戸エリア
千葉県北西部に位置する柏・松戸エリア。柏駅周辺には榎本ビル、ベルウッドビルなどのオフィスビルや証券会社が立ち並び、大型商業施設や商店街も集積しており、千葉県有数の商業エリアとして賑わう。柏駅へはJR常磐線と東武野田線が乗り入れており東京都内の主要ビジネス街へのアクセスが容易で、上野駅から全国各地への乗り継ぎも可能である。
五香第一生命ビルディング、松戸ビルなどのオフィスビルが集まる松戸市では現在、企業誘致・育成に向けたインキュベーション施設の整備を進めており、高い交通利便性と潜在的な労働力を背景に、企業のサテライトオフィス設置のニーズも満たす。
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国家戦略特区の開発が進む成田エリア
日本各地および世界へのゲートウェイである成田空港を擁する成田市は、国際医療学園都市構想とエアポート都市構想を提案し、平成26年5月1日に政令により東京都・神奈川県とともに国家戦略特区に指定されている。
JR成田駅・京成成田駅周辺には成田TTビル、DHビルなどのオフィスビルがあり、航空・輸出入関連の企業や自動車・ドローン技術の研究、大学や工場などの誘致新設において規制緩和を受け、今後もオフィスの候補地として高いポテンシャルを持つ。
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千葉でおすすめの賃貸オフィス物件3選
千葉駅周辺や海浜幕張新都心をはじめ注目の賃貸オフィス物件を紹介する。人気物件はすぐに埋まってしまうこともあるため、気になる物件はぜひ早めのチェックを。
千葉のおすすめ賃貸オフィスビル「GRANODE FUNABASHI」
GRANODE FUNABASH(グラノード船橋)は、近年新築オフィスビルの供給が不足していた船橋エリアで2023年に待望の竣工を果たした地上10階建てのオフィスビルである。
京成本線京成船橋駅西口から徒歩2分、JR総武本線(東京-銚子)船橋駅南口から徒歩3分と交通アクセスも良好。BCP対策・先進の耐震性能を備え、建築物総合環境性能評価システム「CASBEE」評価認証Aランクを取得予定である。
「GRANODE FUNABASHI」ポイント
- アクセス:京成船橋駅から徒歩2分、JR総武本線船橋駅から徒歩3分
- 構造:鉄骨造
- サイズ:延床面積3,299.21 坪 基準階面積206.50坪
- エレベーター:4基
- 駐車場:あり
- 賃料:お問い合わせください
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千葉のおすすめ賃貸オフィスビル「日本生命千葉駅前ビル」
日本生命千葉駅前ビルは、1989年竣工した地上12階/地下1階のオフィスビルだ。各線千葉駅から徒歩約5分、2016年にフルリニューアルし、重厚なエントランスやスタイリッシュな外装が特徴である。
「日本生命千葉駅前ビル」ポイント
- アクセス:京成/JR/千葉都市モノレール各千葉駅徒歩約5分
- 構造:耐震構造
- サイズ:延床面積6,228.60 坪 基準階面積363.98坪
- エレベーター:4基
- 駐車場:あり
- 賃料:お問い合わせください
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千葉のおすすめ賃貸オフィスビル「GRANODE CHIBA FUJIMI」
GRANODE CHIBA FUJIMIは、千葉駅に近くにぎわう富士見エリア、旧三越の跡地に2022年に竣工した11階建てのオフィスビルだ。CABEE評価認定Aランクを取得し、LED照明やトイレの照明人感センサーを採用するなど次世代の働く環境を実現する。
「GRANODE CHIBA FUJIMI」ポイント
- アクセス:京成/JR/千葉都市モノレール各千葉駅徒歩約5分
- 構造:鉄骨造
- サイズ:延床面積16,803.93㎡(5,083.18坪) 基準階面積297.69坪
- エレベーター:5基
- 駐車場:あり
- 賃料:お問い合わせください
「GRANODE CHIBA FUJIMI」の詳細を見る 「GRANODE CHIBA FUJIMI」の詳細を見る
千葉で注目の倉庫付き賃貸事務所・オフィス
東京・神奈川などと比較すると、千葉では倉庫付きのオフィスや事務所のニーズが高い。それには以下のような理由が考えられる。
- 物流の拠点:千葉県は東京湾に面しており、成田国際空港や東京港にもアクセスが良いため、国内外への物流拠点としての利用が盛んである
- 製造業が多い:千葉県には製造業の工場が多く、製造から流通までの一連のプロセスを効率的に行うために、倉庫付き事務所が必要である
- 安定した地価:東京都心と比べ千葉県の地価は比較的安定しているため、広大な倉庫を必要とする企業にとって、コスト効率の良い選択肢となりうる
- 都心へのアクセス: 千葉県から都心へは京葉道路や東関東自動車道・首都高速湾岸線などを通じてアクセスも良好であり、利便性とスペースを確保するために倉庫付き事務所が選ばれている
千葉オフィスの賃料相場~小さめの賃貸事務所の概況は
千葉は東京と比較すると賃料が手頃な賃貸のオフィス・事務所が多い傾向があり、それでいて都内へのアクセスが良いため、中小企業にとって魅力となっている。
しかし、その中でも東京都に隣接し交通アクセスの良い船橋では近年大規模な再開発やオフィスビルの新築が少なく、空室が出るとすぐに埋まるような状況が続いている。
これを受けて、千葉都心エリアや船橋・市川エリアの賃料は安定している。
一方で、1990年代に相次いで建設された海浜幕張エリアの高層オフィスビルでは比較的空室を見つけやすく、特に駅から離れたグレードの高いオフィスビルは、以前よりも手頃な賃料で借りられる現象も起きている。
近年の働き方改革に対応したサテライトオフィスなどの用途で、小さめのオフィス・賃貸事務所のニーズも高まっている。
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国際的なビジネス拠点として発展する千葉のビジネス・オフィス街
東京都心とのアクセスも良く、成田空港や港湾エリアに国際的なビジネスの窓口を擁する千葉は今後も各企業の拠点として発展を続ける見込みだ。
人気の高い船橋エリアなどでは近年新規のオフィスビルの供給が進まない側面もあるが、2024年度からは、千葉市が千葉駅周辺・幕張新都心・蘇我駅周辺を対象に「高機能オフィスビル建築促進事業補助金」を新設し、老朽化したオフィスビルの建て替えや増築をした場合最大20億円の補助を行うことも決まっているため、今後ますます再開発が進む可能性も高い。
今後も千葉は地域特性を生かし、国際的なビジネス拠点として発展を続けていくだろう。