東京都 - 千代田区
日本の経済を担う中心地、千代田区のオフィス街
東京都の中心に位置する千代田区は都心3区の1つであり、皇居・国会議事堂・官公庁・金融機関などが集中する日本の首都機能を備えたエリアである。
なかでも丸の内・大手町には、丸の内ビルディングや丸の内永楽ビルディング、大手町ファーストスクエアイーストタワーなど日本を代表する有名企業の本社や有名外資系企業の日本オフィスが拠点を構え、永田町や霞が関エリアには省庁が集中している。
また日比谷公園や靖国神社、最高裁判所、武道館、秋葉原などの様々な名所や施設があり、東京の金融・経済の中心地であると同時に観光スポットとしても日本を代表するエリアである。
近年では再開発による複合商業施設も充実しショッピングや飲食が楽しめるため、商業面でも活気に満ちてきている。
千代田区には日本屈指のターミナル駅となる東京駅が位置しており、JR東海道本線/山手線/京浜東北線/横須賀線/総武本線/京葉線/中央線/中央本線/上野東京ライン、東京メトロ丸の内線、JR東海道新幹線/北陸新幹線/上越新幹線/東北新幹線の計14路線が乗り入れる。
経済と政治や文化・歴史・自然が共存する東京都千代田区のオフィス街は、日本を代表するオフィスワーカーの拠点といえるだろう
千代田区エリアの賃貸オフィス・賃貸事務所を検索 千代田区エリアの賃貸オフィス・賃貸事務所を検索
千代田区の主要ビジネス・オフィス街
日本を代表する丸の内エリアのオフィス街
丸の内は日本を代表するオフィス街として知られ、日本の経済を司る企業の本社ビルが立ち並んでいる。元々、軍用地だったこのエリアは時代の流れによりビジネス街へと進化、ロンドンの市街地を模範として開発され、日本の経済と共にオフィス街として発展を遂げていった。
最寄り駅は東京駅で全国へアクセスしやすいため、全国展開する企業や金融関連の中心地となっており、丸の内北口ビルディング、丸の内トラストタワーN館、丸の内パークビルディングなど高層オフィスビルも立ち並ぶオフィスワーカーの憧れのビジネス・オフィス街として人気を維持し続けている。
歴史を残しつつ進化する大手町エリアのオフィス街
丸の内の北に隣接する大手町はかつて江戸城の門であったのが名前の由来である。皇居前に広がる大手町エリアは高度経済成長期からオフィス街としての開発が進み、近年の再開発でより発展を遂げている。
大手町野村ビルや大手町フィナンシャルシティグランキューブ、JAビル等、高層オフィスビルには企業の本社オフィスが集積する。
最寄り駅の大手町駅には東京メトロ丸の内線/千代田線/半蔵門線/東西線、都営三田線の5路線が乗り入れているのに加え、東京駅へも徒歩圏内で通勤や都内の移動にも交通至便なエリアである。
日本の行政の中心、霞が関・永田町エリアのオフィス街
日本の行政の中心であり外務省などの省庁が置かれている霞が関エリアは、近年の再開発によりオフィスビルも増え、千代田区の中でも人気のあるオフィス街だ。霞が関ビルディングや明産霞が関ビルディングなどの高層ビルがオフィスビル街を形成している。
東京メトロ丸の内線/日比谷線/千代田線の3路線が乗り入れる霞ヶ関駅に加え、徒歩圏内には東京メトロ銀座線虎ノ門駅や溜池山王駅もあり、交通至便なことからオフィスワーカーに人気のエリアとなっている。
サラリーマンの街として知られる神田エリアのオフィス街
JR山手線/中央線/京浜東北線、東京メトロ銀座線の4路線が通る神田駅の周辺に広がる神田エリアのオフィス街は、飲食店が集まる繁華街もあることから、活気に溢れたサラリーマンの街として知られている。
JS神田多一ビル、神田御幸ビル、Bizflex神田など中小の手頃なオフィスビルも多数集積し、2025年には内神田一丁目計画の竣工など大型オフィスビルの開発も進んでいる。
下町でありながらも経済の発展を支える神田は、企業からも根強い人気を得ているビジネスオフィス街である。
カルチャー面でも世界的ブランドとなる秋葉原エリアのオフィス街
かつての電気街から日本を代表するカルチャーの発信地へと変身した秋葉原は、ITの発展という時代の流れと共にビジネス・オフィス街としても急速に発展を遂げている。
JR山手線/総武線/京浜東北線、東京メトロ日比谷線、つくばエクスプレスの5路線が乗り入れる秋葉原エリアには、東京駅まで1駅という利便性の良さからオフィスを構える企業も多い。
現在では世界的にも有名なブランド力の高い街として発展し、2022年竣工の秋葉原STNフロント、2024年竣工予定のDaiwa秋葉原ビルなど、ビジネスオフィスエリアとしても進化を続けている。
アカデミックな雰囲気の御茶ノ水・神保町エリアのオフィス街
千代田区・御茶ノ水から神保町にかけての一帯は、近年の再開発によって新たにビジネスエリアとしてのニーズが高まっている。
神保町近辺には古くから大学が多かったため書店が多く「世界一の本の街」とも呼ばれており、大手出版社や広告代理店の本社などが集まるオフィス街を形成してきた。
PMO神保町やCIRCLES神保町II、御茶ノ水ソラシティ、CIRCLES御茶ノ水などのオフィスビルが集積し、JR中央線/総武線御茶ノ水駅、東京メトロ千代田線新御茶ノ水駅、都営地下鉄三田線/新宿線と東京メトロ半蔵門線の神保町駅など都内や東京近郊へのアクセスも便利である。
御茶ノ水・神保町の賃貸オフィスを検索 御茶ノ水・神保町の賃貸オフィスを検索
再開発が進む飯田橋・市ヶ谷エリアのオフィス街
千代田区・飯田橋から市ヶ谷、水道橋にかけての一帯は、近年の再開発が急速に進んでいます。交通アクセスが良く、新たにビジネスエリアとしてのニーズが高まっている。
近隣には、飲食店が豊富にある神楽坂があり住宅・飲食街が充実したオフィス街を形成し、更なる再開発による発展が期待できます。
飯田橋グラン・ブルーム、飯田橋プラーノ、などのオフィスビルが集積し、JR中央線/総武線御飯田橋駅、市ヶ谷駅に、都営地下鉄大江戸線と東京メトロ東西線/有楽町線/南北線の飯田橋駅など飯田橋はターミナル駅として都内や東京近郊へのアクセスも便利なオフィス街である。
飯田橋・市ヶ谷の賃貸オフィスオフィスを検索 飯田橋・市ヶ谷の賃貸オフィスオフィスを検索
皇居に隣接する番町・麹町エリアのオフィス街
千代田区の番町エリアとは千代田区内の一番町~六番町までを指します。麹町、紀尾井町にかけては、ビルの建て替えが進められグレードの高いビルも建築されビジネスエリアとしてのニーズが高まっている。
千代田区の番町から麹町・紀尾井町は古くから各国の大使館が多く国際色豊かな街並みが形成され、外資系企業などが集まるオフィス街を形成してきました。
二番町センタービルや麹町大通りビル、住友不動産麹町ガーデンタワー、東京ガーデンテラス紀尾井町などのオフィスビルが集積し、東京メトロ有楽町線/半蔵門線/南北線の永田町駅、東京メトロ有楽町線の麹町駅、東京メトロ半蔵門線の半蔵門駅、九段下駅など複数の駅が利用でき便利である。
番町・麹町エリアの賃貸オフィスを検索 番町・麹町エリアの賃貸オフィスを検索
千代田区でおすすめの賃貸オフィス物件3選
発展を続ける東京千代田区で注目のオフィス物件を紹介する。人気物件はすぐに埋まってしまうこともあるため、気になる物件はぜひ早めのチェックを。
千代田区大手町エリアのおすすめ賃貸オフィスビル「Otemachi Oneタワー」
Otemachi Oneタワーは、2020年に千代田区大手町に竣工した地上40階・地下5階建ての高層複合ビルで、地下には商業施設、地上にはコンサートホールやカンファレンス、大規模な緑地広場を備える。
東京メトロ丸ノ内線/千代田線/東西線/半蔵門線、都営三田線の各大手町駅から徒歩2分。地下コンコースと直結し、通勤にも営業にも交通至便な立地である。
災害時の電力自立性向上のための中圧ガス・オイル双方に対応するデュアルフューエル型非常用発電機の導入や帰宅困難者受入機能にも力を入れている。
「Otemachi Oneタワー」ポイント
- アクセス:東京メトロ丸ノ内線/千代田線/東西線/半蔵門線、都営三田線 各大手町駅から徒歩2分
- サイズ:延床面積108,204.30 坪、基準階面積1,128.00坪
- エレベーター:33基
- 駐車場:あり
- 賃料:お問い合わせください
「Otemachi Oneタワー」の詳細を見る 「Otemachi Oneタワー」の詳細を見る
千代田区のおすすめ賃貸オフィスビル「第一生命日比谷ファースト」
第一生命日比谷ファーストは、1993年竣工・2023年中にリノベーションが完了する予定の千代田区のオフィスビル。皇居に面した明るく解放的なロケーションで、地下と1階には商業施設が、低層階には第一生命の本社オフィスが入り、中~高層階を賃貸オフィスフロアとする。
JR山手線/東京メトロ有楽町線の有楽町駅、都営三田線日比谷駅からはともに徒歩1分とまさに東京の一等地。
「食」をメインテーマにしたウェルビーイングフロアや、外の時間帯に合わせて照明の色調が変化するなど、人の健康・ウェルネスに焦点を当てた設計でWELL認証を取得予定である。
「第一生命日比谷ファースト」ポイント
- アクセス:東京メトロ丸ノ内線/千代田線/東西線/半蔵門線、都営三田線 各大手町駅から徒歩2分
- サイズ:地上21階/地下5階 延床面積97,966m2(29,634.71 坪)、基準階面積527.86坪
- エレベーター:6基
- 賃料:お問い合わせください
「第一生命日比谷ファースト」の詳細を見る 「第一生命日比谷ファースト」の詳細を見る
千代田区神田エリアのおすすめ賃貸オフィスビル「神田御幸ビル」
神田御幸ビルは、2023年、千代田区神田に竣工した地上10階/地下1階建ての新しいオフィスビルだ。
Low-E複層ガラスで熱負荷を低減、全熱交換器・全館LED照明・各種照明制御等の導入によって18.0%のCO2削減を図っている。
「神田御幸ビル」ポイント
- アクセス:都営新宿線小川町から徒歩1分、東京メトロ千代田線新御茶ノ水駅B6口から徒歩1分、東京メトロ丸ノ内線淡路町駅B6口から徒歩1分
- サイズ:延床面積8,032.91m2(2,429.98 坪)、基準階面積188.41坪
- エレベーター:3基
- 駐車場:あり
- 賃料:お問い合わせください
千代田区はビジネスに最適なエリア
千代田区は都心3区の1つで東京の中心エリアである。この千代田区を拠点にビジネスを展開するのが企業にとって最適といえるポイントは5つある。
- 日本の交通の中心・東京駅に近く、出張にも取引先の訪問にも便利である
- 大手企業の本社が多く所在しビジネスチャンスに恵まれている
- 官公庁街があり、諸手続がスムーズである
- 千代田区のブランドネームバリューが高い
- 江戸の文化を今に残し、日本らしさの感じられるエリアである
竣工が続く千代田区の大型・高層オフィスビル
千代田区は古くからのビジネス・オフィス街であるが、近年の再開発で大型の高層オフィスビル建設も続いている。
エリア | ビル名 | サイズ |
---|---|---|
内神田 | (仮)内神田一丁目計画 | 地上26階/地下3階 |
丸の内 | JPタワー | 地上38階/地下4階 |
永田町 | 山王パークタワー | 地上44階/地下4階 |
人気の千代田区オフィス街の賃料相場
伝統的なオフィス街として人気の千代田区のオフィス街は、東京の他のエリアと比べ相場は高めであるが、そのブランド力から根強い人気を誇る。
なかでも大手企業の本社が集積する丸の内や大手町・有楽町エリアでは、大型のオフィスビルの坪単価は丸の内エリアなら坪42,000~45,000円と高い水準で推移している。
霞が関~永田町では霞が関から永田町なら坪30,000~35,000円、飯田橋・水道橋・神保町エリアでは23,000~28,000円程度が相場となる。
中型のビルになると、飯田橋や水道橋・神保町などのエリアでは築年数の古いビルが集積し供給が多いことが要因で、坪15,000~18,000円とかなり手頃な賃料もある。
丸の内や大手町エリアでも築年数の古いビルでは坪32,000~35,000円程度で借りられる可能性がある。
【千代田区オフィスの賃料相場】
日本を代表する千代田区のビジネス・オフィス街
東京にとどまらず、日本をも代表する丸の内や大手町といったビジネス・オフィス街を擁する千代田区。
他にも霞が関・神田・秋葉原・お茶の水など、多様なニーズに応えるビジネス・オフィス街が形成されている。
東京駅を起点に全国とビジネスを行える立地の良さと、政治や江戸文化の中心地でもある千代田区にオフィスを構えることは、ビジネスの発展に必ずプラスに働くだろう。